アメリカで使っている携帯について
アメリカに着いた翌日に夫の仕事関係の人に教えてもらって、こちらで使う携帯電話の契約をしました。ダウンタウンにあったT-Mobileのショップで、一番安かった本体10ドルのノキアのプリペイド携帯に25ドル入れました。
なぜプリペイドかというと、通常の携帯契約には、アメリカではさまざまな契約で必要になるソーシャルセキュリティナンバー(SSN)というのが必要らしく、ビザの関係で夫しかSSNを取ることができず、さらに夫もアメリカに来た直後はこれを取ることができず、SSN申請は渡米後2週間経過してからしかできないなどの条件があるからです。そのほか通常の携帯契約は2年縛りで、私たちのように半年しか滞在しない場合は解約時にお金がかかる、クレジットヒストリー(アメリカのクレジットカードで物を買って、ちゃんと返済したという記録)がないとデポジットを取られる、等々とマイナスの情報ばかり聞いて、先にアメリカに来た人に「プリペイド携帯が面倒がなくていいよ」と言われ、自分できちんと確認したわけではないのですが、プリペイドにしました。
住所は契約時にまだ決まっておらず、ホテル住まいでしたが、身分証明書さえ出せばそれでよいということなので、短期でアメリカに旅行やビジネスで来た人なども使えるようです。アメリカ国内向けによく電話するなら、こちらでプリペイド携帯を買うほうが、日本の携帯の海外向け料金などよりも安くなるのではないでしょうか。
日本にいたとき、上記のようなアメリカの携帯事情により、短期滞在者は普通の携帯契約がしにくいことを知ったときに見つけたのが、「アメリカ在住日本人のための格安携帯電話サービス」だというHanaCell(ハナセル)ですが、これもよさそうだなと思っていました。ただ、本体が89ドルからとやや高いので、もし1~2年滞在するならこれがいいのかなという気がします。HanaCellのサイトでは売り込みのために、プリペイド携帯がいかにダメかを並べていますが、短期滞在でそこまで携帯を使わないなら、また料金残額にさえ気をつけていれば、プリペイドはそこまで悪くもないと思います。
料金プランは、T-MobileのWebサイトにあるように、料金あたりの通話時間が決まっていて、それを超えたら終わりというPay As You Goと、T-Mobile同士の通話料金は無料なのだけれど携帯を使った日だけ1日1ドルかかるPay By The Dayという2種類のプランがあり、よくわからないまま後者にされていました。もしかして、最初の契約のときに携帯ショップのお兄さんが口頭で説明してくれていたのかもしれないけれど、よくわかりませんでした。プラン変更はWebサイトからできるようです。
プリペイドで100ドル入金すると1年間有効で、それ以下の金額だと入金してから3ヶ月間のみ有効です。それほどしょっちゅう電話したわけではありませんが、最初の25ドルは1ヶ月強で使い切りました。料金の追加は、Web経由でもできるようですが、T-Mobileのショップがそれほど近いので店頭に持っていってしてもらいました。
メールもウェブ閲覧もできず、カメラもなく、通話とショートメッセージをいくらかした程度なので、月25ドルでもちょっと高いなぁと思いますが、本体も安いのでしょうがないかなと思います。また、電話帳機能やアラームなどはあります。ラジオ機能までありますが使っていません。
ストレート型ですが、一定期間キー入力をしないと自動的にキーロックがかかります。キーロックを解除するためには2つのキーを連続して押さなければいけません。キーロック中でも着信したら電話をとることはできます。
地味に便利なのはConverterという機能で、気温や長さ、体積、重さなどの項目があり、パウンドやヤード、フィート、インチ、華氏などのアメリカで使われる単位と、日本人が使うメートル法による単位や摂氏の気温とを換算してくれるというものです。これは助かります。
それから、日本の携帯も最近はそうなのでしょうが、電波を受けて自動的に時刻調整してくれるのも便利です。というのは、アメリカだとDaylight Saving Time(いわゆるサマータイム)があって、最近それが終わったので、時計を合わせるときに携帯の時間はいじる必要がなく、家にあるほかの時計を携帯に合わせればいいのと、先日サンフランシスコに行ったのですが、アメリカ国内でも時差があるので、そういうときに何もしなくても自動的に現地の時刻になるので、やはり腕時計を携帯に合わせればよいのです。
ショートメッセージの入力の際には予測入力があって、英語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語の中から選べます。デフォルトは英語になっていて、日本語のローマ字でショートメッセージを打っているのに、2つほどアルファベットを入れると予測して次の文字を出してくるので、なぜ普通に打てないのかと邪魔でしたが、この設定に気づいてオフにしました。またショートメッセージの大文字小文字は選べません。文頭とピリオドのあとは自動的に大文字、残りは小文字になります。
当然日本語は入力・表示ともにできませんが、スペイン語のñとかフランス語のçとかは表示できます。たとえば「mno」と書いたキーを押し続けるとñやöなどのmnoの異体字が出てきます。アルファベット入力もわずかな違いがあり、たとえば日本の携帯で「mn」と入力したければ「mnoのボタンでmを出す」→「カーソルキーで1字進める」→「mnoのボタンでnを出す」となると思うのですが、今の携帯では「mnoのボタンでmを出す」→「mnoのボタンでnを出す」でできます。文字入力間の微妙なタイムラグを利用して、ある一定以上の時間が空いたら次の文字にする、という処理をしていると思われます。もしかすると、すごいスピードでメールを打つ人は引っかかってしまうかもしれません。私はそうではないので、アメリカ式のほうが使ってみて便利だなと思いました。
日本の携帯のようなマナーモードはありません。講演会の最中などで携帯を鳴らしたくない場合は、設定→音量→音量ゼロ のようにするか、電源を切るかのどちらかです。
全体的に、ウェブとメールとカメラ機能、日本語処理機能はないですが、ショートメッセージその他携帯に必要な基本的な機能はあり、本体10ドルで通話料が若干割高だとしても、十分よい買い物であったと思っていますし、アメリカ滞在中は使い続けると思います。
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