漫画にレーティングがあってもいいのではないか

最近話題になっている、「はだしのゲン」を図書館で閉架にすべきかどうか、などの問題について。

実際の経緯についてはあまり詳しく追ってないので、残酷な描写を含む漫画を子供に見せるのがいいのかどうかという問題にしぼります。

これは、メンタルヘルスの公衆衛生みたいな問題だと思うんですよね(専門家ではないので用語が適当ですが)。

最近、身体的なことや病気については、今まで当たり前だったことでも、たとえば、猛暑の中で甲子園で高校野球はおかしいのではないか? とか、甲子園球児のうち熱中症に倒れるのが100人に1人、あるいはそれ以下だったとしても、配慮すべきと言われるようになってきていると思う。対象が未成年で自主的に選べないものについてはなおさら。

なのに、はだしのゲンを小学生で読んでトラウマになるのも経験のうち、みたいなことを言っている人をよく見かける。そういう人はそれをメンタルヘルスにまで拡張して考えていないし、その人にはトラウマというほどの傷も残らなかったんだと思う。実際にはそういう人が多数派だとは思うが、個人の経験だけで語るのはどうなのか。

こういうのはちゃんと発達心理学の専門家の意見を聞いて、映画のように漫画もレーティングするとかはあってもいいと思う。

図書館にあるのを自分が選んで読むのだからいいではないかという意見もあるが、あたりまえだけど読む前にはどういう表現があるのか本人も知らない。それを子供の自己責任にするのは酷だし、親だって子供の読むものを事前に全部把握してこれならOKと言えるわけではない。

だから、親が参考にできる資料としてレーティングがあり、小学校の図書館には12歳未満にはふさわしくないとされる本は置かないとか、そういう状態になるのが望ましいんじゃないかと思う。書店で買う本については親がコントロールするという前提で。